携帯端末の対応周波数表記

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携帯端末、主に携帯電話(以下ケータイ)のことになるが、日本で販売されているケータイのほとんどが周波数表記がされていない。一部表記されていても、W-CDMAとGSM両方合わせた周波数で、より詳細な情報は記載されていない場合がほとんどである。今までは、このような表記でも問題がなかったが、ドコモが全機種SIMフリー化対応やケータイ各社への周波数割り当てが変更になる等、ケータイを取り巻く環境が変化してきている。このような中、消費者がより自分のニーズにあった端末を選択できるよう、ケータイ各社は対応周波数の表記をきちんとすべきである。

以前は周波数帯の割り当てもほぼ固定されており、ケータイ端末はキャリアが販売するという日本独自の販売方式では、このような周波数表記はあまり重要ではなかった。しかし、近年、グローバル化が進むにつれ、日本のケータイを海外で使う機会も多くなってきた。海外のキャリアと日本のキャリアでは使用している周波数帯が異なる場合があり、対応周波数帯によって利用できるエリアが異なってくる。もちろん大都市等ほとんどの場合、使えることが多いが、周波数帯によっては通信感度が悪かったり、地方へ行くと繋がらなかったりすることがある。もし、きちんと利用可能周波数がわかり、現地のキャリアのマップを確認することができれば、より不便はなくなるだろう。

また、NTT Docomo は昨年の夏モデルから全機種SIMロックを解除することが可能になった。そのため、ドコモで販売されている機種をSoftbankで利用したり、海外で現地のSIMを利用したりするという利用方法も十分考えられる。しかし、前述したように、キャリアが異れば多くの場合、利用周波数が異なる。事前に利用可能周波数を知ることで、どのキャリアであれば使えるのかなどがわかるようになる。

最後に、地上デジタル放送の開始で電波に空きができたため、あまりの電波をケータイ各社に割り当てることになった。その第一弾として、今年の2月にSoftbankへ900Mhz 帯が付与された。しかし、ソフトバンクで販売してきた端末のほとんどがこの新しい周波数帯には対応していない。しかし、表記を見ると、対応周波数の欄に W-CDMA、GSM 900Mhz の文字がある。しかし、これはGSMの900Mhz に対応しているということであって、日本で使われているW-CDMAの900Mhzには対応していない。このような混乱が生じるため、きちんとW-CDMAとGSMをきちんと分けて周波数表記をすべきである。

このようにケータイを取り巻く環境は昔とはだいぶ変わってきている。また900Mhz帯のみではなく、今後700Mhz帯も新たにケータイキャリアへ付与されることになっている。このような理由から、ケータイ各社はきちんと利用可能周波数帯を表記すべきである。

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