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新Retina Mac に見るAppleの戦略

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6月11日にWWDCが開催され、iOS 6 や新Mac OS X Mountain Lion の発表、そしてRetina Display を搭載したMac Book Pro の発表が行われた。前回、iOS 6 について取り上げたので今回はRetina Mac Book について取り上げようと思う。

さて、Retina DisplayのMacが発表された時、ついに「きた!」、キタ━(゚∀゚)━!と思った。ところが、スペックを見るとなんと光学ドライブがついてないのだ。これには正直、とてもがっかりさせられた。しかし、少し考えると今や、光学ドライブはあると便利だが、なくても不便ではないという程度のものであることに気づいた。また、Appleの戦略を読めてしまった(というか、多分こういうことだろう)ので、ひどく納得した。

Retina Display はなんと2880×1800という信じられない解像度を持っている。解像度が高いと画像や文字が非常になめらかに表示され、ディスプレイを長時間眺めていても疲れにくいのである。さらに、それだけではなく解像度が高いと作業領域が広がるのである。自分の持っているVAIOはフルHD液晶で1920×1080の解像度があり、今主流の1366×768と比べてもはるかに作業領域が広く、とても重宝している。また画像もとても綺麗に表示されるので、この上を行くRetina Display は是非使用してみたいものである。

ところが、今回発表されたRetina Display 搭載のMac Book は光学ドライブを搭載していないのである。最初はとてもショックだった。というのも、光学ディスクはいまだに記憶媒体の主であり、CDはもちろん、DVDやBDというように、進化を続けている。音楽や映像などもこれらを主として提供されている。しかし、Appleはその光学ドライブを搭載しなかったのである。(といっても通常のMacBookPro等にはまだ搭載されているが。それに、Airやほかのメーカーも搭載していないのもあるが)。これに関するYahooニュースのコメントで「これは、Appleがフロッピードライブを搭載しないMacを発表した時と同じ衝撃だ」というようなことを書いている輩がいたが、少し違うように思える。

ただ、考えてみると、光学ドライブがなくてもさほど困らないことが分かってきた。確かに光学ディスクはいまだに記憶媒体の主であるが、ソフトウェアや音楽、映画などもネット配信という代替媒体が存在するのである。

しかし、それでも自分は光学ドライブが将来なくなるとは思えない。ところが今回のAppleの発表を見る限り、Appleは今後、光学ドライブを搭載しない機種を増やしていくと思う。

ここで、なぜ、Appleがなぜ光学ドライブを搭載しない方向に舵を切ったのか少し考えてみよう。すると、答えは簡単に出てきた。キーワードは iTunes、AppStore である。既にAppleはMacAppStoreというMac向けのソフトウェアをネットで配信するシステムを確立しているし、音楽や映画に関してもiTunesで配信を行なっている。つまり、MacユーザにはAppleの提供する代替メディアが存在するのである。そして、Macから光学ドライブを取り外すことで、Macユーザは必然的にiTunes や Mac App Store を利用することになる。そう、Appleによりお金が入る仕組みを確立していっているのである。

Appleはソフトウェア、音楽、映画と幅広く自社提供を行なっている。光学ドライブを取り外すことによって、ユーザをAppleの提供するサービスの利用へ導くことができるようになる。パソコンに必要なものは全てAppleが提供しているものを利用させることにより、Appleは収益の拡大、より独占的な経営へと持っていくことが可能になるのである。

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