ハーバードの「世界を動かす授業」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

久々に(?)本のレビューである。やはりハーバード大学の授業は面白い。そして素晴らしい教授がそろっている。Justiceのマイケル・サンデル教授や、「ソフトパワー」のジョセフ・ナイ教授など実にすばらしい教授がそろっている。

さて、今回の本はハーバードビジネススクールで教える、リチャード・ヴィートー教授によるものだ。この本は世界経済がどのように動いているのかを各国の例を取り上げながら説明している。

日本の高度経済成長、それに続くアジア諸国の発展、インド、ラテンアメリカ、そしてヨーロッパ連合などの経済成長が説明されている。この本を読むと、世界の経済、世界の政治がいかにつながっているかということが分かる。

近年、IT技術の進歩やグローバル化の進行により世界経済はより密接につながっている。そのため、2008年アメリカ、リーマン・ブラザーズの破綻により発生した不景気は世界中へあっという間に広がってしまった。グローバル化が進行した現代ならではの現象だと思っていた。

しかし、この本を読むと、IT技術が発展しグローバル化が進む2000年以前の経済も各国の状況が密接に関わっているということが分かる。そして、一国の決定は、その国独自で全て決められるものではなく、他国、特に隣接した国々の影響を多大に受けている。

ラテンアメリカ諸国やアフリカ諸国の経済状況は、確かにそれらの国独自の政策が大きく経済発展に影響する。しかし、奴隷制度や植民地統治など過去の歴史をずっと現在まで引きずっていることが理解できる。

もちろん、今後さらにグローバル化は進行するだろうし、世界経済はより一層密接な関わりを持つことになるだろう。その中で、知っているとタメになるような情報がこの本には書かれている。興味のある人はぜひ読んでみると良い。

ハーバードの「世界を動かす授業」 ビジネスエリートが学ぶグローバル経済の読み解き方

ハーバードの「世界を動かす授業」 ビジネスエリートが学ぶグローバル経済の読み解き方

リチャード・ヴィートー, 仲條 亮子
1,836円(11/15 17:07時点)
発売日: 2010/08/27
Amazonの情報を掲載しています
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す