クレジットカードの審査基準(クレヒス編)

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前回の記事で、カードの審査基準が公開されておらず、各社別々の基準で審査するため、不条理極まりないと書きましたが、調べてみれば、ある程度の審査基準はわかります。ただ、基準は日々変化しているし、情報が散乱しているので、判断は難しいところですが。

ということで、ここでは、クレジットカード会社で働いていた自分の経験と、調査を元に、独断でクレジットカード審査基準をまとめてみました。参考にして頂ければ幸いです。

審査基準は、今までのカード利用実績と、資産状況に大きく分けることができます。資産状況は、マイホームを持っているか、年収はいくらか、などです。ここでは、カード利用実績、通称クレジットヒストリーと呼ばれる審査基準について書きます。

審査基準としてはカード会社により独自のものがあったりしますが、基本的には下記の7点が審査基準になります。

  • 支払い実績
  • 利用額と利用可能枠
  • カード以外のローン
  • リボ払いや、キャッシング利用
  • クレジットヒストリーの長さ
  • クレジットカードのタイプと数
  • 新規カードの申込状況

支払い実績

この中で最も重要になるのが、支払い実績です。これはカード会社の指定日に確実に引き落としが行われている状況を言います。一日でも送れたりすれば、クレヒス(クレジットヒストリー)へ傷がついてしまいます。ですので、将来的にカードが作れなくなってしまわないよう、毎月必ず引き落とし口座にお金を用意し、確実に引き落としがかかるようにしておくのが大切になります。

なお、万一口座に用意することをうっかり忘れてしまった場合はまずはカード会社へ連絡を入れましょう。代わりの支払い方法を教えてくれるほか、クレジットヒストリーへ傷がつくのを防げる場合もあります。

利用額と利用可能枠

2番目の、利用額と利用可能枠もわかりやすいです。カードを作ると、与信枠と言って、そのカードで利用できる限度額がカード毎に設定されています。その限度額を超えてしまうと、カードが利用できなくなってしまいます。この利用額と利用可能枠の間に余裕があることで、カード利用者が計画的にカードを管理できることが証明できます。常にギリギリの状態だと、計画に管理できていないと判断されかねません。

カード以外のローン

3番目のカード以外のローンは、リスクを図るためだと思います。例えば、車のローンがあったり、家のローンがあったりすると、債務が多いということになるので、貸し倒れになる可能性が高いということです。車や、家のローンはきちんと払っていれば、さほど問題はないと思います。しかし、貸金融業などから借入がある場合、審査で通らなくなる可能性があります。クレジットカードを作るということは、(一回払いの場合)一時的にですが、お金を借りるということになるのです。ほかのところからお金を借りてるのに、新たにお金を借りるというのは、やはりリスクが高いと判断されて当然でしょう。

リボ払いや、キャッシング利用

次に、4番目のリボ払いやキャッシングの利用についてです。リボ払いやキャッシングの利用自体はクレヒスに記録は残りますが、これがあるからといってクレヒスに傷がつくわけではありません。問題はリボ払いやキャッシングを使っていた場合の、未払い残高です。リボ払いやキャッシングを使っていても、毎月期日通り支払いを行い、未払い残高を低めに抑えていれば、クレジットカードヒストリーに傷がつくことはありません。

しかし、毎月期日通り支払いを行っていても、利用残高が数十万や数百万に及ぶ場合、クレジットカードヒストリーとは別に利用枠という判断で、カードが作りにくくなるでしょう。基本的にカード会社は顧客の潜在的リスクを考慮します。利用残高が高く、リボ払いを選択している場合、近い将来利用額制限がかかる可能性や、支払い不能に陥る可能性があると判断されてしまうでしょう。

キャッシングに関しても同じで、キャッシングの利用自体はカード会社の利益に繋がりますのでマイナスにはつながりません。しかし、キャッシング残高を分割で支払っていたり、残高が高額になっていたりすると潜在的なリスクとして判断されるでしょう。

クレジットヒストリーの長さ

5番目のクレジットヒストリーの長さは、カード利用者がどれだけ会社に有益となるかという面で判断材料になると思います。余りにも短い場合、カードを作ってもすぐ解約されてしまうのではと敬遠されかねません。

クレジットカードのタイプと数

それから、クレジットカードの種類と数。これは、自分では判断しかねます。しかし、中国では、VISAやMasterはほとんど普及しておらず、独自ブランドである銀聯が大部分を占めています。そのような状況はカード審査をする人は、理解していると思いますので、例えば日本人が銀聯カードを持っていて、あまり利用履歴がなくても、マイナスには映らないということだと思います。従って、同じブランドのカードを何枚も持っているよりは、ブランドをバラつかせておいたほうが、審査的にはいいと思います。ただ、ブランドをバラつかせても、余りにもカード枚数が多かったら、作っても利用されない、支払いがきちんと管理できていないと判断される可能性があります。枚数は、数枚に抑えて、あまり多く作り過ぎないようにしましょう。

新規カードの申込状況

最後の、新規カードの申込状況は、6番目とさほど変わりませんね。何枚もカードを持っているのに、また新たに何枚も申し込みをしている、弾かれているのに、懲りずに短期間で申し込みを続けている、などと疑われる恐れがあります。

まとめると、毎月支払いがあり、確実に引き落としが続いている。そして、利用額と利用可能枠の間に余裕があり、カード以外のローンが無く、一回払いのみで、リボ払いや、キャッシングの利用がなく、カードの利用履歴が長く、保有枚数が数枚に収まっている。というのが良いクレジットヒストリーなのではないでしょうか。

とまぁ、このようなところではないでしょうか。上記はあくまでも、自分の勝手な判断ですし、カード会社の審査基準は変化します。しかし、上記は当たらずとも、遠からずといったところではないでしょうか。もちろん、審査基準にはクレジットヒストリー以外の財政状況なども考慮に入りますので、その辺をお忘れなく。

とはいえ、大々的に営業を行っているカード会社は比較的審査が緩い印象を受けます。月々の利用額が15万円ほどで、支払い以外の機能は必要ないという方には、毎月支払い実績さえ積めば十分かもしれません。

 

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