この記事はモロッコへの旅行を考えているけれど、モロッコで移動手段としてUberのようなサービスはあるのか気になっている方へお勧めの記事になっています。
こんにちは。日本でも徐々に浸透してきている配車アプリ、Uber、非常に便利ですよね。海外旅行でもUberが使える地域だと、タクシー費用なども事前にわかるし、ぼったくられる恐れがないので安心です。
さて、青の街シェフシャウエンや美しいサハラ砂漠で有名なアフリカの国モロッコでUberは使えるのでしょうか?結論から言うと、残念ながらUberは使うことができません。
しかし、中東版配車アプリ、Careemを使えばある程度同じようにモロッコで使うことができます。“ある程度”としたのは、大都市(Tanger, Rabat, Casablanca)でしか使うことができないからです。とはいえ、これらの都市へ行く場合は非常に便利ですし、なにより相乗りが基本のモロッコで、相乗りせずに移動できるのは非常に便利ですので、モロッコへ旅行に行く場合はあらかじめインストールしておくことをお勧めします。
Careemはこんなサービス
- Tanger、Rabat、Casablancaで使える配車アプリ
- 支払いは現金もしくはカード
- ぼったくりの心配がない
- モロッコのタクシーは相乗りのため、複数人で使う場合や急いでる場合はCareemがおすすめ&快適
- ダウンロードはApp Store(iPhone)もしくは、Google Play Store(Android)から
ちなみにモロッコでの移動手段については別記事にしていますので、併せて確認してみてください。
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【保存版】モロッコ国内の移動手段―バス・電車・タクシー
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中東版配車アプリCareemとは?
Careemとは中東ドバイに拠点を置く会社が開発した配車アプリで、中東の国ではUberよりも普及しているサービスです。モロッコ以外にもエジプトやサウジアラビア、イラクなどの中東の国で使うことができます。
特徴として一般的なタクシーの配車に加え、一般のドライバーがマイカーを使って利用者を送迎するというサービスになっています。仕組みとしてはアメリカなどで普及しているUberとほぼ同じです。異なる点は支払いが現金払いも選べるという点です。
さらに詳しく
Uberは一般のドライバーが空き時間と自家用車を使って行うタクシーのようなサービスです。配車の予約から、決済までスマホアプリで行うことができ、多くの地域で一般のタクシーよりも割安に使うことができます。
どこで使えるの?
前述したように、Careemはサウジアラビアをはじめ、エジプトやスーダン、トルコなど中東の国々であれば使うことができます。
モロッコでは北の街Tanger(タンジェ)、首都Rabat(ラバト)、最大都市Casablanca(カサブランカ)で使うことができます。残念ながら、2019年8月時点でその他の都市では使うことができませんが、今後のサービス拡大で使えるようになるかもしれません。
使える都市は前述したように三都市だけですが、これらの都市、特にCasablancaでは外国人観光客を対象としたぼったくりも多発している街なので、タクシーでぼったくりにあわないためにもCareemはおすすめのアプリです。
また、モロッコのタクシーは基本的に相乗りのため、一人でタクシーを使う場合は比較的つかまりやすいですが、2人、3人となるとつかまりづらくなってきます。急いでいるのに、目的地にすぐに連れて行ってくれず、相乗りしている人の目的地を経てからというケースもありますので、複数人で使う場合や急いでいる場合などはタクシーを捕まえるよりも、Careemを使って移動したほうが便利かつ快適です。
ココがおすすめ
Careemの使い方
Careemの使い方はUberとほとんど同じです。
まずはアプリをダウンロードしてインストールしましょう。表示は英語ですが、操作は難しくないので大丈夫です。
なお、モロッコでは重犯罪は少ないですが、ひったくりやスリなどの軽犯罪は多発しています。Careemを使った移動は便利ですが、盗難には十分注意してください。特にiPhoneは狙われやすいので、iPhoneユーザは旅行前に格安スマートフォンを購入するのもおすすめです。
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アプリを起動したら、「Continue with mobile number(電話番号で登録)」もしくは「or continue with Facebook(Facebookを使って登録)」を選んでください。
次に名前やメールアドレス、電話番号を入力します。電話番号を入力したところで、確認コードがSMSで送られてきますので、それを「Verification code」欄へ入力して登録を完了してください。
登録が完了すると、下のような画面になります。乗車プランが選択できる場合は、ここで選択してください。なお、TangerではGo Taxi(普通のタクシーの配車)のみになっており、乗車する人数を事前に選択する必要があるので、注意してください。
乗車プランを選択し、GPSを確認、乗車場所に問題ないようであれば「Confirm pickup(乗車場所を確定)」をタップします。
次に目的地を検索し、設定します。
支払い方法を選択し(現金・カード)、「YALLA !」をタップし、あとは迎えに来るのを待ちます。
まれに乗車場所がわかりづらい場合など、電話がくる場合もあるのでできれば、モロッコで使える電話番号で登録しておくとよいでしょう。
迎えに来る車の情報やドライバーの情報が表示されます。迎えの車が来たら、必ずナンバープレートを確認して乗り込みましょう。
乗車して、目的地についたら支払いをして完了です。
料金について
モロッコのタクシー料金は都市によって異なります。カサブランカやマラケシュなどでは外国人とみられると、メーターを倒さず言い値でぼったくられる場合も多いです(それでも日本と比較すれば安いですが、、)。
正規料金についていえば、おおよそ5 DH(約55円)/KMで非常に割安です。Careemの料金はそれと比較すると若干割高ではありますが、ぼったくり料金と比較すれば全然安いです。
また、乗車前に目安料金がわかるで、なれない言葉で交渉してタクシーへ乗るよりも、Careemを使ったほうが快適なのでおすすめです。
豆知識
モロッコの空港では入国審査に時間がかかる場合が多く、空港からホテルまでの移動が予定通りにいかない場合が多いです。到着してすぐにホテルで休みたいなどの場合、カサブランカの空港であれば、Careemが使えますので、市街地まで300 DH(約3,200円)ほどですがセキュリティ面でも安心ですのでお勧めです。
まとめ
残念ながらモロッコではUberは使うことができません。しかし、代わりのアプリCareemが普及しているので、モロッコへ旅行する際はぜひ入れておくようにしましょう。
言葉のわからない異国で、交渉せず、また事前に目安料金がわかるので非常に快適に移動することができます。残念ながら使える地域はTanger、Rabat、Casablancaと3都市に限られてしまいますが、もしこれらの地域へ足を運ばれるのであれば、入れておいて損はないですよ!