こんにちは。ヨーロッパアルプスといえばマッターホルンのスイスやモンブランのフランスなどを思い浮かべる方が多いと思いますが、実はイタリアもヨーロッパアルプスの一角を担っており、お勧めの地域となっています。
今回、3泊4日でマッターホルンのイタリア側(モンテチェルビーノ)の麓町、チェルビニアへトレッキングへ行ってきた私がアクセス方法など詳しく解説していきます。
チェルビニアってこんな町
- スイスとイタリアの国境の街
- マッターホルン(モンテチェルビーノ)の麓町
- 夏はトレッキング、冬はスキー客でにぎわうアウトドアスポーツの盛んな観光地
- アクセスはミラノから3時間ほど
- ラーゴブルーの逆さマッターホルンは絶景
- ツェルマットよりも物価は安く過ごしやすい
チェルビニア(Cervinia)ってこんな町
マッターホルンと聞くと、日本人はスイスのツェルマットが有名かもしれませんが、マッターホルンの南、イタリア側のチェルビニアも実は有名な観光地になっています。スキー好きの人たちにとっては、ツェルマットからチェルビニアへ滑るのが高い人気を誇っていますが、スキーヤーだけでなく、トレッカーやハイカーにとっても人気の目的地の一つとなっています。
また物価の高いスイスと比べ、イタリアはユーロを使っていますし、ツェルマットより物価は安く、長期滞在でも割安です。
チェルビニアへのアクセス
チェルビニアへアクセスするには、日本からはミラノ経由でバスで行くのが良いでしょう。ミラノまではアリタリア航空で成田から直行便が出ています。直行便の場合、成田から13時間弱程度のフライトで行くことができます。
チェルビニアへアクセスするには、ミラノマルペンサ空港からまずミラノ中央駅へ行き、そこから高速バスでチェルビニアへ行くことになります。ミラノからチェルビニアまではおおよそ3時間ちょっとで行くことができます。
チェルビニアでできること
チェルビニアはスキーリゾートとして有名ですが、それ以外にも様々なスポーツが可能で、マウンテンバイク、トレッキング、ゴルフ、テニス、トレールランニングなどが可能になっています。今回私はトレッキング目的で行きましたので、主にトレッキングについてを中心に紹介していきます。
スキー
チェルビニアはスキーリゾートして有名で、1年中滑ることができます。夏場はチェルビニア側からアクセスするツェルマット側のゲレンデだけですが、チェルビニアを拠点にすることで滞在コストを低く抑えることができます。
トレッキング・ハイキング
初夏から秋にかけてはヨーロッパ中からトレッカーが集まります。チェルビニアを中心としたトレッキングコースはたくさんあり、難易度に合わせコースを調整することができます。
トレッキングコースもしっかり整備され、看板なども十分整備されているので一人でも迷うことはありませんし、携帯電話もGPSも使えるので安心してハイキング・トレッキングを楽しむことができます。
登山
マッターホルンはもちろんですが、それ以外にも3000m級の山々へ登山を楽しむことができます。マッターホルンは上級者向けですが、それ以外にも
マウンテンバイク
チェルビニアでおすすめのスポーツとしてマウンテンバイキングがあります。チェルビニアにはゴンドラが多く整備され、それらにはマウンテンバイクを載せることが可能になっています。ゴンドラで山腹へ移動し、そこからマウンテンバイクでチェルビニアまで下ってくるコースは最高です。
その他
スキー、トレッキング、マウンテンバイク以外にもチェルビニアでにはゴルフ場やテニスコートが整備されており、また冬には氷上でレースも行うことができる、非常にアウトドアスポーツの盛んな観光地なのです。
お勧めの観光スポット
ラーゴブルー(Largo blu)
チェルビニアでおすすめなのは何といってもラーゴブルー(largo blu)です。チェルビニアの街から少し南へ1キロほど行ったところに、小さな湖があります。ここから眺めるマッターホルン(チェルビーノ)は最高で、晴れた日には逆さマッターホルンを眺めることができます。
プラトローザ(Plateau Rosa)
プラトローザはチェルビニア側からゴンドラでアクセスできる最高点です。スイスとの国境に位置するプラトローザは年中雪景色で、夏場でもスキーを楽しむことができます。
ラク・デ・ゴイッレト(Lac de Goillet)
こちらは人口のダムですが、エメラルドグリーンの水とアルプスのコントラストは最高です。近くまでゴンドラでアクセスできるので、そこまで体力がなくても簡単にいくことができます。
マッターホルン(チェルビノ)
世界一美しい山にもランクインするマッターホルンはもちろんチェルビニアから登山することもできます。チェルビニアからアタックするにはオリオンデ小屋(2800m)が出発点となります。マッターホルン登山はガイドは必須ではなく、個人でも挑戦できる山ですが、レベルは高いためできるだけガイド付きで登山することをお勧めします。
マッターホルン登山ガイド