倫理・哲学

「幸せとは」―協力隊経験者に学んだこと

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「幸せとは」シリーズ、結構続いてますね(笑)。結構シリーズ化せずに終わってしまう自分としては、3つ目の記事になる「幸せとは」シリーズは非常にレアです(笑)。今回は青年ン海外協力隊に応募する際、様々な説明会に参加している中である協力隊経験者の話に感銘を受けたので、そのお話をさせていいただきます。

突然ですが、皆さんは幸せですか?幸せでないと思っている方はどうしたら幸せになれると思いますか?

途上国支援で直面すること

(下記はある協力隊経験者の話をもとにしています)

賛否両論はありますが、青年海外協力隊は発展途上国への人的支援の一環として派遣されるものになります。そのため、必然的に派遣先では物質的な貧しさに直面することになります。様々な職種がありますが、目的は「途上国の問題解決の一助」として派遣されるのです。そのため、多くの隊員は志高く、途上国の問題を解決すべく意気込んでいます。しかし、派遣先で直面するのは山積する問題。どれから手を付けてよいのかわからなくなってしまいます(経験話からしか理解していませんが。。。)。

そんな中、問題の優先順位をつけるため現地の人々へ「何が問題か」、「何をどうすればよりよい生活が手に入るか」質問をすると多くの人が「お金があれば解決する」と答え、暗い雰囲気になってしまうそうです。現地の人は「お金さえあれば多くのことが解決する」と感じているのです。しかし、青年海外居力隊はODAの非金銭的援助の一環として行われています。そのため直接資金を提供することは基本的には行われていません。そのため協力隊員はどうすればよいか路頭に迷うことになります(ちょっと誇張しています)。

ではどうすればよいか?何ができるのか?

協力隊員は発展途上国の問題を解決する一助になるため派遣されています。しかし現地の人々はお金を求めているのです。でも、資金援助はできません。ではどうしたらよいのでしょうか。

ある協力隊経験者は上記のような中、質問方法を変えてみることにしました。現地の人たちへ「幸せと思える瞬間は何か」と聞いてみたのです。内容は千差万別ですが「おいしいごはんを食べているとき」、「家族といるとき」、「友達と過ごしているとき」などの答えが返ってきました。内容は様々でしたが、誰一人「お金があるとき」と答える人はいなかったといいます。

このことをきっかけにその隊員は「問題を解決する」だけではなく、「小さな幸せを大きくする」ことにより重きを置いて活動をするようになったと話されていました。

その隊員は途上国支援についてこう語っていました。途上国支援で重要なのは

「不足を探すのではなく、シンプルで小さな幸せをいかに積み重ねていくか」

だと話していました。お金は確かに大事ですが、お金があることが幸せに直結するわけではありません。幸せに直結するのはお金以外のもっとシンプルな事柄だと気づかされた体験話でした。

先進国も同じ

この話を聞いて感じたのは、これは途上国だけではなく、日本を含め先進国で生活している我々にも同じことが言えるのではないでしょうか。日本でも近年貧富の差が拡大し、貧しい人々が増えています。そんな中、幸せになるためには「宝くじに当たって大金を手にする」、「より良い会社に入って高い給料をもらう」、などなど手段は様々ですが、多くの人が「お金があれば」幸せは手に入ると感じ、そのために働いています。確かに生活をしていくうえでお金は必要です。お金は必要不可欠なものですし、ある一定の収入があれば、ある一定の幸福感を得られることは科学的にも証明されています。

しかし、幸せ=お金を手にすることではないのです。資本主義社会ではお金=すべて、かのように企業は営利活動をし、競争をあおります。その結果、お金がない人は不幸だと感じ、より多くのをお金を求めるようになるのです。その結果多くの人が不幸を感じしまっているのです。

でも、実際はどうでしょうか?灯台下暗しで、お金がないなりにも「幸せだと思える瞬間」は少なからず存在しているはずです。そして、お金ばかりを追いかけていると本質を見失ってしまうかもしれません。お金は必要ですし、多いほうが良いのは確かです。しかしお金を手に入れることよりも、「幸せと思える瞬間」をいかに積み重ねられるか、のほうがもしかしたら幸せへの近道かもしれません。

 

来年、私は青年海外協力隊として、モロッコへ2年間行ってきます。まだまだ準備不足ですし、私ができることは限られているかもしれません。それでも、一人の協力隊経験者から教わった視点を大切にし、任地での小さな幸せの積み重ねに尽力できればと思っています。

備忘録も兼ねて、幸せについて書いてみました。

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