こんにちは。IT系の資格で最も初歩レベルのものとして有名なITパスポート、IT系の会社であったり、情報系の大学などでは受験が推奨されていることもあり受ける人も多いのではないでしょうか。そんな中で気になるのが、ITパスの合格率ですよね。iパスの合格率は、情報処理推進機構が定期的に公開しているので簡単に確認することができます。ということで、今回はITパスポートの合格率について徹底的に解析してみました。
ITパスポートの合格率
iパスの合格率は全体では50%前後で推移しています。
2018年10月 | 累計 | |
社会人 | 62.1% | 61.6% |
学生 | 40.3% | 37.9% |
合計 | 52.3% | 52.7% |
上記からみると、社会人のほうが合格率が高く、学生は4割前後にとどまっていることがわかります。資料については情報処理機構で細かく確認することができますので、気になる方は確認してみてください。
後悔されているデータをもとに、難易度や合格率を細かく分析してみました。
ITパスポート学生の合格率
情報処理機構では外学生、専門学校生、高校生と細かく合格率が分けて公開されています。高校生以外にも小・中学生も受験しており、合格率は高校生よりも高くなっているのには驚きです。
大学生の合格率
大学生、高校生については専門分野の区分がないので、細かいことはわかりませんが、おおむね意識高い系の学生や情報系の学生が受験していると考えて差し支えないでしょう。
ITパスポートは情報処理の知識だけではなく、マネジメント知識なども出題されるため、社会人経験のない学生には少々難しい試験となっているようです。年代が低くなるにつれて合格率が低くなっています。
ITパスポート社会人の合格率
社会人に関しては、IT系か非IT系かでそれぞれ公表がされています。興味深いのはIT系の受験者よりも非IT系の受験者のほうが合格率が高いという点です。このことから察するに、
IT系の受験者はIT系最も簡単な試験であることからきちんと対策をせずに臨む方が多いのではないでしょうか。前述したようにITパスポートは情報系の知識だけでなく、マネジメント一般といった知識も問われる試験です。IT系だけで合格できると思っていると、痛い目に合うでしょう。
反対に、非IT系の受験者の合格率は65%前後と全体でも最も高い合格率になっています。これはマネジメント経験のある社会人などが受けること、また非IT系というハンデを意識して真面目に勉強して臨んでいる結果ではないでしょうか。
まとめ
ITパスポートは、情報系のほか、ストラテジー系(経営全般)、マネジメント系、テクノロジー系と3つの分野から出題されます。それぞれの分野で300点を取れなければ、不合格となってしまいます。
大学生や高校生など、社会人経験のない方はストラテジー系やマネジメント系といった分野に集中して取り組むとより合格率が高くなるのではないでしょうか。
反対に社会人、特にIT系に就職している方はIT系だからといって油断せず、経営分野やマネジメント分野もきちんと対策をして受験に臨めば合格率が高くなるのではないでしょうか。