ピックアップレンズの調整失敗でもCD・DVDは壊れない?

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ピックアップレンズ調整

DVDやCDが読み込めなくなった時、ピックアップレンズを調整することで読み込みが可能になることがあります。しかし、そのピックアップレンズの調整、多くのサイトでディスクやドライブなどを壊してしまうことがあるという注意が書いてあります。実際はどうなのでしょうか?徹底的に検証してみました。

ピックアップレンズの調整失敗で故障する?

結論から言ってしまうと、ディスクはもちろん、DVDドライブ、パソコンも無害で済みました。確かにレーザーを使っていますので、調整失敗でディスクを破壊してしまう可能性はあるでしょう。しかし、私の検証した環境ではディスクを破壊することはありませんでした。ということで、細かく手順を見ていきましょう。

使ったもの

CD・DVD・精密ドライバー・光学ドライブ

右からCD/DVD、精密ドライバー、光学ドライブ(DVD)

今回検証に使ったのはデスクトップパソコン用のDVDドライブです。DELLのパソコンへ付属のPhilips DH-16A6Sを使いました。DVD読み込み以外にも、CD/DVDの書き込みが可能なモデルです。

分解・ピックアップレンズ調整のため精密ドライバー、それから読み書きの検証用として壊れてもよいDVD・CDディスクを用意しました。

分解作業

今回はデスクトップ用のドライブでしたので、非常に簡単な作業でした。パソコンから取り外すまでの作業は省略しています。

なお、スムーズな作業をするため電源が入る状態で、ディスクトレーを出しておくことをお勧めします。忘れてしまった場合、細い針やクリップなどで取り出し穴に入れ、トレーを出すことになります。

1.ドライブを取り出したら、裏側のねじを4本丁寧に外していきます。ねじを外し終わると、裏側のカバーが外れます。

2.その後、表面のプラスティックカバーを外します。一番手間がかかったのはこの作業でした。

3.表面のプラスチックカバーが外れれば、あとは簡単にケースを外すことができます。

4.すると、読み込みレンズ、ピックアップ調整ねじが見えてきます。DVDドライブですので、DVD用、CD用と2つあります。これを調整していきます。下の画像の赤くフェルトペンで色づいているねじがピックアップレーザー調整ねじです。

ピックアップレンズ(レーザー)調整と読み込み検証

さて、今回はあくまでもディスクが壊れるのかを検証する作業でしたので、大胆に調整レンズを回してみました。

時計回りに180度

まずはCD/DVDのレンズともに時計回りに180度回してみました。通常は15度前後で調整が可能ですが、今回は検証なので思いっきり回してみました。

180度回転後、読み込み検証をしてみましたが、なんと問題なくDVDを読み込むことができました。CDも読み込んでみましたが、こちらも問題ありませんでした。

さらに時計回りに270度

180度でダメでした(読み込めた)ので、今度はさらに270度回してみました。正直ここまで回すのは心配でしたが、検証なので構いません(笑)。

回転後、読み込み検証をしてみましたが、問題なく読み込むことができました。

反時計回りに2回転半

時計回りでダメでしたので、今度は反時計回りに試してみることにしました。すでに時計回りに450度回していますので、反時計回りには2回転半ほど回してみました。

回転後、読み込み検証をしてみましたが、問題なく読み込むことができました。

反時計回りに60度

これではにならないので、今度は大胆に回すのではなく少しだけ回してみることにしました。反時計回りに60度、するとDVDが読み込めなくなりました。

読み込もうと動くのですが、結局読み込めませんでした。ここまでくれば、あとはディスクが故障するかの検証です。

ディスク・ドライブ・パソコンは無事か?

当然ディスクを読み込むことができませんので、パソコンには何の害もありませんでした。

ディスクについても、読み込めないだけで、ディスクが破壊されることはありませんでした。ディスク挿入後は読み込もうと何度か動くものの、最終的に読み込めずドライブは停止しました。

ドライブも調整失敗などにより故障の恐れがありましたが、最終的にはピックアップレンズを再調整し、読み書きができるようになりました。

まとめ

DVD・CDのピックアップレンズはディスクやドライブを破壊してしまう恐れがあるため、専門の修理やへ頼むよう推奨されています。しかし、今回私の行った検証では、ドライブ、ディスクともに無傷で済みました。DVDやCDの読み込みができず、ピックアップレンズの調整が必要な場合、挑戦してみても良いかもしれません。

なお、念のためディスクは破壊されても問題のないものを使いましょう。

また、分解してしまうとメーカーの保証が受けられなくなりますので、保証の切れたもの、腕に自信がある場合にのみ挑戦するようにしましょう。

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