貿易事務ってどんな仕事?必要なスキル・年収などをまとめてみた

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こんにちは。3年半ほど国際物流業界で貿易事務をしていました。学生だったり、転職を考えている方は就職先や転職先のがどんなものなのか、年収はいくらなのか気になりますよね。そこで3年半働いてきて、見てきた貿易実務の実態に迫ってみようと思います。

貿易事務ってどんな仕事?

貿易事務は文字通り、貿易にかかわる事務仕事をする職種です。「貿易」や「国際物流」と聞くと、なんだかカッコいいイメージがありますが、実際には非常に地味な仕事です。また、貿易事務と一言にいっても、業種は非常に幅広く、私のように「物流業界」での貿易事務、メーカーでの貿易事務、商社での貿易事務など様々な仕事があります。

また、物流業界でも航空貨物を取り扱う場合と、海上貨物を扱う場合とで若干の違いがありますので注意しましょう。ちなみに航空貨物を専門に扱っている物流のほうが年収が高めの傾向にあります。

貿易事務の中でも、特に専門性が求められるのが通関事務です。通関は輸出入を行うためには避けて通ることができない作業で、「通関士」という国家資格も存在します。一般的に「貿易事務」といった場合、通関士とは別に顧客や海外とのやり取りを行う作業のことを言います。

具体的にどんな仕事?

貿易事務は大きく分けて、物流業界(船社やフォワーダーなど)での貿易事務とメーカー・商社での貿易事務とに分けることができます。どちらも同じ貿易事務ですが、実際の業務内容などは異なります。

物流業界での貿易事務

物流業界での貿易事務は主に、荷主(メーカーや商社)と下請け先(倉庫や通関業者など)との情報のやり取りを行います。物流業務は利害関係者が非常に多く存在するため、情報の受け渡しを仲介する役割を担うのが物流業界の貿易事務です。そして、もちろん輸出先・輸入元(海外)とのやり取りも行います。これも主に、海外での物流手配を指示したり、情報を受け取って適宜、日本のお客さんへ案内するのが仕事になります。

メーカー・商社での貿易事務

メーカーや商社での貿易事務は場合によっては物流業界で行うようなことも行う場合があります。メーカー・商社での貿易事務は物流業者(フォワーダー)や海外(仕入れ先・売り先)とのやり取りを行います。また、必要に応じ代金の支払い・受け取りも行う場合があります(基本的には銀行経由が多い)。

貿易事務と一言で言っても、働く会社によって大きく異なります。

業種別年収

業種別年収ですが、当然会社の規模や働く都道府県によっても異なります。あくまでも参考程度にしていただければと思います。

大手

メーカー・商社 700万
フォワーダー(物流業界) 600万
船社(物流業界) 700万

中小企業

メーカー・商社 500万
フォワーダー(物流業界) 450万
船社(物流業界) 500万

やはり、大手と中小では差が開いてしまいますね。上記年収はあくまでも「貿易事務」職を前提に算出しています。総合職や営業職の場合はさらに多くなると思いますのでご了承ください。

物流業界、特にフォワーダーは給料が低めの傾向にありますが、同じフォワーダーでも航空貨物を扱うフォワーダーは年収が高めの傾向になっています。

必要なスキル

貿易事務として働くために必要なスキルは課金通りとなります。

  • 英語力(TOEIC 600点以上)
  • 事務処理能力
  • 電話・メール対応
  • ITスキル(主にExcelや専用ソフト)
  • タイピング

どの会社で働くにせよ、基本的には海外とのやり取りがありますので英語力は必須となります。また、お客さんや下請け先とのやり取りでメールや電話を使いますので、ビジネスマナーは身に着けておく必要があるでしょう。

さらに、近年はほとんどの取引がメールで行われています。その上、締め切りがありますので時間内にメールの送信・返信を行えるよう、タイピングスキルは必要でしょう。

最後にITスキルとしては、Excel(Invoice/Packing listなど)や専用ソフトを使いますので、必要に応じてITスキルも身に着けておきましょう。

将来性

貿易事務は長い目で見れば、いずれAIにとって代わられる仕事かもしれません。しかし、貿易業界はIT化が非常に遅れていて、さらに紙ベースで処理を行っているところがいまだに多く存在します。マースクラインを筆頭にIT化が進められていますが、10年、20年という単位では安心できる職種でしょう。

また、AIがどんなに進んでも、お客さんとにやり取りは人間が窓口になるでしょう。そのため、貿易事務として定年までを考えているのであれば、単に今ある仕事をこなすだけでなく、自動化が進んだ時のことも考えて仕事をこなすとよいでしょう。

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